エンディングのあとで
さてこのクルールの城下町では、毎年お祭りがこの時期に開かれる。
メインのイベントは城から上がる花火。
それを好きな人と見ると、思いが通じて一緒になれるといった定番のジンクスがある。
しかし、メルダの宿屋は毎年そのお祭りに参加する客の対応で忙しく、参加することが出来なかった。
今年も参加できないと、はなから諦めていたのだが・・・。
「メルダ、今年は祭りに参加していいぞ。いっぱい遊んできなさい」
そう言ってくれたのは、父のクルドだ。
「え?だって忙しいでしょう?」
「大丈夫よ、私達でなんとかするから!ね、メルダ、カインを誘って行ってきなさいよ」
と母のイリムが強引に祭りに参加させようとしてくる。
二人の言葉にメルダは何が言いたいのかわかってしまった。
「・・・もしかして、花火をカインと一緒に見て来いと言いたいの?」
「理解が早いね、メルダ。そうだ。花火のジンクスの力で早く一緒になりなさい。彼はこの宿屋の次期店主に相応しい!」
「そうよ~、メルダ。早くカインをお婿さんにしちゃいなさいよ。早く私達の息子になって欲しいわ」
「・・・・」
メインのイベントは城から上がる花火。
それを好きな人と見ると、思いが通じて一緒になれるといった定番のジンクスがある。
しかし、メルダの宿屋は毎年そのお祭りに参加する客の対応で忙しく、参加することが出来なかった。
今年も参加できないと、はなから諦めていたのだが・・・。
「メルダ、今年は祭りに参加していいぞ。いっぱい遊んできなさい」
そう言ってくれたのは、父のクルドだ。
「え?だって忙しいでしょう?」
「大丈夫よ、私達でなんとかするから!ね、メルダ、カインを誘って行ってきなさいよ」
と母のイリムが強引に祭りに参加させようとしてくる。
二人の言葉にメルダは何が言いたいのかわかってしまった。
「・・・もしかして、花火をカインと一緒に見て来いと言いたいの?」
「理解が早いね、メルダ。そうだ。花火のジンクスの力で早く一緒になりなさい。彼はこの宿屋の次期店主に相応しい!」
「そうよ~、メルダ。早くカインをお婿さんにしちゃいなさいよ。早く私達の息子になって欲しいわ」
「・・・・」