エンディングのあとで
父と母の暴走にメルダは言葉をなくす。

勝手な事ばかり、言ってるけどさぁ・・・。
私の気持ちだってまだ不確かなのに。
しかもカインだって本当はどう思ってるかわからないじゃん。



メルダは部屋で布団をかぶりながらもんもんとしていた。

自分の気持ちもわからないのに、誘ってもいいの?
誘ったらカインは一緒に来てくれるの?
それで本当に結婚しちゃったら?

ふと朝の夢を思い出す。


"おとうさんがおかあさんのことすごくすきなんだって。
うまれかわっても、おかあさんといっしょにいたいっていってたよ。"


・・・あれは私とカインの子供・・・?


「ああああああ!もう!!!」

勢いよく布団から起き上がった。

ただのジンクスよね!本当にそうなるとは限らないし!!
カインはなんにも知らないんだから、ただ誘えばいいだけよ!

「もう、やけよ!やけ!誘ってやるわよ!」


メルダはそう言うと、カインのいる部屋に向かった。
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