小さな恋の物語 *短編集*
 あぁ、やっぱり好きだなぁって思う。



 初めはバスケしてる姿に一目惚れしたわけだけど、2年になって偶然同じクラスなれて北原くんのいいとこをたくさん見つけた。



 そして気づけば北原くんの全てが好きになってた。



 本当、好きなんだよ…………。




「分かった。なら、行かせてもらいますっ」



 にっこり笑みを作ってから北原くんに言った。



 すると北原くんも満足そうに笑顔になった。




「じゃあ、私そろそろ帰るね」



「おう! …………あ、最後に!!」
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