小さな恋の物語 *短編集*
───────────────……
──────────……

「…………ん。り……ん。……凛」



「…………んんー…………」



 優しい声に呼ばれた気がして目を開く。



 ……あれ、私もしかして……。




「おはよ、凛」



「おはよぉ……って、え!? 洸くん!?」



「あははっ。何びっくりしてんの?」



 起きたら目の前にドアップの洸くんがいた。
< 12 / 175 >

この作品をシェア

pagetop