小さな恋の物語 *短編集*
 で、どんどん仲良くなっていくうちに洸くんに惹かれていく自分がいて……。



 気づけば寝ている洸くんに『好き』って言っちゃったんだ。



 でも寝ているはずの洸くんが実は起きていて、グイッと引っ張られて……



『俺も好きです』



 そう王子様スマイルで言うと、そっとキスしてくれた。




 まさか私の自然と出てしまった告白から付き合えることになるなんて思ってもいなかったけど……。



 今はそれでよかったって思ってる。



 関係を壊したくなくて言えなかったのはお互い様だったみたいだしね。
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