小さな恋の物語 *短編集*
「そんなの全然気にしません。……先生が本当に私でいいって思ってるんなら…………。よろしくお願いします」




 ギュッと力を入れながらそう言った。



 ……ってかさ…………。




「そういうの反則だって……」



「……え? 何が…………んっ///」



 可愛くてつい触れるだけのキスを落とした。




「ちょっ、先生! いきなりなんで……///」



「可愛いからつい、な」



「からかわないでください!///」



 いつにもなく子どもっぽい佐藤。



 そんな新たな姿を見れて本当よかった。



 それにさ。
< 171 / 175 >

この作品をシェア

pagetop