小さな恋の物語 *短編集*
「好きだよ、雅」



「……っ! 先生、名前……」



 いきなりの名前呼びにびっくりしてる。



「もういいだろ? 付き合ってるんだし」



「…………はい」



 恥ずかしそうにはにかみながら笑う雅。



 そんな雅とずっと一緒にいれたらいいな、と思う。




「先生。私を好きになってくれてありがとう」



「こちらこそ。ありがとう」



 そう言い合ってから俺たちはどちらからともなくそっとキスをした……───。





                  *end*
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