小さな恋の物語 *短編集*
「……そういう顔。反則」



「えっ? な、何…………んっ///」




 何が?と言い返そうと思ったけど、洸くんにキスされたからできなくなった……。




 付き合いはじめてもう半年以上経って、何回もキスしてるけど全く慣れない私。



 優しくて甘い洸くんのキスは何度も角度を変える。



 それと共に少しずつ深くなっていく。



「……んぁっ……。もぉ……む、りぃ……///」



 酸素がなくなってきてそっと洸くんの胸を押すと、名残惜しそうにしながら唇を放してくれた。



 と、同時に私は洸くんの胸にもたれかかった。
< 19 / 175 >

この作品をシェア

pagetop