小さな恋の物語 *短編集*
「あっちの方行ってみる?」



「うん!」



 公園の中の方にベンチなどが置いてあるのが見えた俺は凛の手を引いて中へと進んだ。




 今日は休日ということもあってか家族連れやカップル、学生たちなど、たくさんの人たちが桜を見にきている。



 みんな楽しそうに桜を見たり、自分たちの時間を有意義に楽しんでいる。





 でも──。



 やっぱり気になるのは男共の凛への視線。
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