小さな恋の物語 *短編集*
───────────────……
──────────……

「ねぇ七歌、外見てみて!!」



「ん?」



 今は朝だから登校してる人に誰か目に付く人がいたのだろうか。



 友達の新城花[シンジョウハナ]が教室の窓の外を指差しながら私を呼んだ。




「何? 誰かいるの?」



「うん! ほら、白雪姫先輩と吉川[ヨシカワ]先輩だよー!!」



 興奮しながら言う花の言う通り、視界の先には理想のカップルと有名な2人がいた。
< 43 / 175 >

この作品をシェア

pagetop