小さな恋の物語 *短編集*
「バカだな、七歌は。俺がお前から離れるわけねぇじゃん」
まだ気づかないわけ?
俺がどれだけ七歌に惚れてんのか。
「俺が七歌を好きになって何年か分かるか?」
なるべく優しく問いかける俺に七歌は戸惑っている。
そんな七歌が可愛くて抱きしめる強さを強めた。
「ずっとだよ。ずっと……」
「…………ずっと……?」
「あぁ。物心がついた時にはもう好きだった」
まだ気づかないわけ?
俺がどれだけ七歌に惚れてんのか。
「俺が七歌を好きになって何年か分かるか?」
なるべく優しく問いかける俺に七歌は戸惑っている。
そんな七歌が可愛くて抱きしめる強さを強めた。
「ずっとだよ。ずっと……」
「…………ずっと……?」
「あぁ。物心がついた時にはもう好きだった」