小さな恋の物語 *短編集*
 あまり危機感を持ってないらしい北原くんに先生は半分呆れてるご様子。



 まあ、無理もないよね。



「お前、バスケばかりに気を向けてたら留年するぞ」



「大丈夫っすよ! やればできる子……「俺の授業で赤点取ってるのは誰だ?」」



 先生の言葉に口を閉じた北原くん。



 ……ってか赤点って…………。




「ふっ、まあ頑張れよ。バスケバカさんよっ」



 そう言って先生は「続きいくぞー」と言って授業を再開した。
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