3回目の約束
ずっと、傍にいる
優しく触れたいのは、そうすることで君が頬を染めるから。

顔の熱が上がるのは、触れるあなたの手がこの上なく優しいから。

君を好きだと感じるのは、君が変える少しの表情の変化に気付ける自分が嬉しいから。

あなたへの想いを何と呼ぼう。

できればそれを、恋と呼んでくれないか。

これが恋だとしたら、その一歩を踏み出すのが怖くて怖くてたまらないの。

それならば、手でも胸でも何でも貸すから。


君と交わす、3回目の約束。
―――ずっと、傍にいる。

少なくとも、君が俺を拒むまではずっと。

拒めるはずもないって、知っているくせに。
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