ハルアトスの姫君ー龍の王と六人の獣ー
あとがき
最後までお読みいただき、ありがとうございました。久しぶりにファンタジーを書きましたがお楽しみいただけたでしょうか。
本当のことを言いますと、本来は「ハルアトスの姫君」で書くつもりはなく、人間と獣の血が混ざった子たちを主人公にお話を書こうと思ったのですが、そこまでの想像力はなく、今回は「血の混じり」をキースに重ねて書くことにしました。結果的にはこれでよかったかなと思っています。
久しぶりに動かしたハルアトスメンバーは楽しかったです。どうしても私がジアとキースがこれからの未来にどう立ち向かっていくかを書きたくて、そのほかの4人についてはあんまり書けなかったですね…。でも4人はほぼ完成していて、ジアとキースだけが…なぁ、と思っていたので、ここまで書けて良かったです。
私が個人的に今の日本の政治にがっかりしているので、ジアには私の目指す政治というか社会を強く主張してもらいました。こんな国になったらいいなぁって思います。上に立つ者としてジアにはこうあってほしいというのを詰め込みました。
結局この話は、前作もそうだったんですけどキースの成長物語になってしまうんですよね。もちろんそれに付随してジアも成長するのですが、キースはやはり欠けているものが多くて…。
たとえば、嫉妬とかそういう感情が前よりもずっと出ているキースを書くのはとても楽しかったです。ランとの組み合わせも書いてて楽しかったです。シャリアスとキースよりもランとキースの方が、なんていうかキースの感情が動きやすい気がします。
何かを守るために自分を捨てるのではなく、守りたい相手は、等しく自分のことも守りたいと思ってくれているんだよ…と思いながら書きました。その辺の感覚がキースは薄いので、自覚してくれるまでに時間がかかりましたね。だからジアのために生きるっていう選択はさせたくなくて、あくまでも自分が幸せになるために、ジアの隣にいるという選択です。これは私が、選択は常に自分のためにしてほしいと思っているからこうなりました。
前作で非常に辛い思いを2人にはさせてしまったので…幸せになってくれという気持ちでいっぱいです。
長々と書いてしまった…。でもこの二人が好きです。君たちの創る国に期待しています。
また次回作でもお会いできますように。
ありがとうございました!
2019.5.5 春風夢海
→本編で散々出てきたグロウの魔法について書いてあるおまけエピソードをこちらにも載せておきます。こちらを読んでいただくと、こんなことがあったのかぁと理解が深まると思います。
本当のことを言いますと、本来は「ハルアトスの姫君」で書くつもりはなく、人間と獣の血が混ざった子たちを主人公にお話を書こうと思ったのですが、そこまでの想像力はなく、今回は「血の混じり」をキースに重ねて書くことにしました。結果的にはこれでよかったかなと思っています。
久しぶりに動かしたハルアトスメンバーは楽しかったです。どうしても私がジアとキースがこれからの未来にどう立ち向かっていくかを書きたくて、そのほかの4人についてはあんまり書けなかったですね…。でも4人はほぼ完成していて、ジアとキースだけが…なぁ、と思っていたので、ここまで書けて良かったです。
私が個人的に今の日本の政治にがっかりしているので、ジアには私の目指す政治というか社会を強く主張してもらいました。こんな国になったらいいなぁって思います。上に立つ者としてジアにはこうあってほしいというのを詰め込みました。
結局この話は、前作もそうだったんですけどキースの成長物語になってしまうんですよね。もちろんそれに付随してジアも成長するのですが、キースはやはり欠けているものが多くて…。
たとえば、嫉妬とかそういう感情が前よりもずっと出ているキースを書くのはとても楽しかったです。ランとの組み合わせも書いてて楽しかったです。シャリアスとキースよりもランとキースの方が、なんていうかキースの感情が動きやすい気がします。
何かを守るために自分を捨てるのではなく、守りたい相手は、等しく自分のことも守りたいと思ってくれているんだよ…と思いながら書きました。その辺の感覚がキースは薄いので、自覚してくれるまでに時間がかかりましたね。だからジアのために生きるっていう選択はさせたくなくて、あくまでも自分が幸せになるために、ジアの隣にいるという選択です。これは私が、選択は常に自分のためにしてほしいと思っているからこうなりました。
前作で非常に辛い思いを2人にはさせてしまったので…幸せになってくれという気持ちでいっぱいです。
長々と書いてしまった…。でもこの二人が好きです。君たちの創る国に期待しています。
また次回作でもお会いできますように。
ありがとうございました!
2019.5.5 春風夢海
→本編で散々出てきたグロウの魔法について書いてあるおまけエピソードをこちらにも載せておきます。こちらを読んでいただくと、こんなことがあったのかぁと理解が深まると思います。