忘れもの。



でも、全然良いんだ。
本当に幸せ。


私がいない時に本気で心配してくれる友達がいて、隣には大好きな人がいて。



やっと、やっと……



「今度はほっぺじゃないかもよ?」


さっきほっぺにキスしてきたマヒルは、そう言うと小悪魔みたいに笑った。



だから私も笑い返す。


『まだ早いっ!!』



ベーッてベロを出して怒るマヒル。
まだ驚いたままのアイミ。


< 30 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop