忘れもの。


「俺と…」




マヒルが口を開けた瞬間。



「マオ関谷見つかったの!?」
「遅いぞ二人ともー!」


友達が入ってきた。



『あ、うんもう行くよ~』



「遅い早くして!!」



私がそう答えると、マヒルを気に入ってる女子は不機嫌そうに私に言ってきた。




あぁ、やっぱり駄目だ。怖い。

今まで何人もの人が無視されてるのを見てきた。
次は私の番?


そんなのは嫌だよ、無理だよ、怖い…。




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