遠すぎる君
メチャクチャ睨まれている。
こんな永沢の顔を見たのは初めてだ。
永沢はハァ~とため息をつき
「……だったら、何だよ……」
「…………」
「お前はいつもそんなんだな。
自分のこと棚にあげて、他人の動向ばかり気にして。
バカにしてんのか?ふざけんのも大概にしてくれよ。」
いつも丁寧な言葉遣いをする生徒会役員の永沢がこんな言葉を吐き出すとは思わなかった。
俺、今
鳩が豆鉄砲をくらったような顔してんだろうな…
「……永…沢……」
永沢は盛大な舌打ちして
「俺がなんだって?俺が中田さんを好きだったらどうだ?
そんなことお前に何ら関係ないだろ!
なんで今さらそんなこと気になる?」
まだ驚いてる俺を一睨みして
「……今まで大仏みたいに黙りこくって
感情も出さないでさぁ。」
何も言えない俺に
フンッと笑い背を向けた。
そして靴を履き替え
「お前は意気地無しで卑怯な最低野郎だよ。
俺と中田さんがイチャイチャするの、
指くわえて見てろ。」
吐き捨てて出ていった。
俺はその場からしばらく動けなかった。
頭ん中が真っ白
あいつがあんな風に悪態ついた姿
あいつが吐き捨てた言葉の意味
ショックが大きすぎて
頭が働かないまま
ただ佇んでいた。
こんな永沢の顔を見たのは初めてだ。
永沢はハァ~とため息をつき
「……だったら、何だよ……」
「…………」
「お前はいつもそんなんだな。
自分のこと棚にあげて、他人の動向ばかり気にして。
バカにしてんのか?ふざけんのも大概にしてくれよ。」
いつも丁寧な言葉遣いをする生徒会役員の永沢がこんな言葉を吐き出すとは思わなかった。
俺、今
鳩が豆鉄砲をくらったような顔してんだろうな…
「……永…沢……」
永沢は盛大な舌打ちして
「俺がなんだって?俺が中田さんを好きだったらどうだ?
そんなことお前に何ら関係ないだろ!
なんで今さらそんなこと気になる?」
まだ驚いてる俺を一睨みして
「……今まで大仏みたいに黙りこくって
感情も出さないでさぁ。」
何も言えない俺に
フンッと笑い背を向けた。
そして靴を履き替え
「お前は意気地無しで卑怯な最低野郎だよ。
俺と中田さんがイチャイチャするの、
指くわえて見てろ。」
吐き捨てて出ていった。
俺はその場からしばらく動けなかった。
頭ん中が真っ白
あいつがあんな風に悪態ついた姿
あいつが吐き捨てた言葉の意味
ショックが大きすぎて
頭が働かないまま
ただ佇んでいた。