裏ギフト
☆☆☆
自分の作った朝食には手をつけず、あたしは家を出た。
どこかへ行くわけではなく、家の周辺を調べるためだ。
送り主は毎回家まで来ている。
どこかに、相手に繋がる証拠があるかもしれないと思ったからだ。
あたしは家の周りをグルリと一周し、ポストの中を覗き込む。
植木の隙間や、道路の隅になにか落ちてないか念入りに調べた。
しかし、犯人に繋がりそうなものはなにもない。
あたしは肩を落とし、家の中へと戻った。
相手が男なのか女なのかもわからない。
それに、あんな気味の悪い物を送ってくる知り合いなんて、1人も思い浮かばなかった。
つぐみと初はあたしにベッタリだし、暖は嫌がらせをする勇気なんてきっと持っていない。
永遠も、他のクラスメイトたちもあたしを悪く思っているとは思えなかった。
「侑里、そんな怖い顔してどうしたの?」
自分の作った朝食には手をつけず、あたしは家を出た。
どこかへ行くわけではなく、家の周辺を調べるためだ。
送り主は毎回家まで来ている。
どこかに、相手に繋がる証拠があるかもしれないと思ったからだ。
あたしは家の周りをグルリと一周し、ポストの中を覗き込む。
植木の隙間や、道路の隅になにか落ちてないか念入りに調べた。
しかし、犯人に繋がりそうなものはなにもない。
あたしは肩を落とし、家の中へと戻った。
相手が男なのか女なのかもわからない。
それに、あんな気味の悪い物を送ってくる知り合いなんて、1人も思い浮かばなかった。
つぐみと初はあたしにベッタリだし、暖は嫌がらせをする勇気なんてきっと持っていない。
永遠も、他のクラスメイトたちもあたしを悪く思っているとは思えなかった。
「侑里、そんな怖い顔してどうしたの?」