裏ギフト
「そうなんだ？　どこ行ったの？」


2人がどこで何をしようがあたしには関係ない。


そう思いながらも、初に会話を合わせる。


「あたしの家で遊んでただけなんだけどね、結香の事で色々会話が弾んじゃって。ね、つぐみ」


「そうだね。あの写真の他にもあたしたちに出来る事ってもっと沢山あるんじゃないかなって思って」


なぁんだ。


結香をイジメる内容を考えていたのか。


あたしは心の中でため息を吐き出す。


そんな事を考えなくても、結香はしばらく学校には来ないだろう。


だから、しばらくの間あたしにとって2人とも用無しだ。


それでもまだ使えるような日が来るだろうから、あたしは2人の会話に耳を傾けながら学校へと向かったのだった。
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