裏ギフト
☆☆☆
結香へイヤガラセをするために1人学校に残っていたあたしは、帰りも1人だった。
いつもの賑やかな2人がいなくて、ホッとする。
歩調はゆっくりになり、どこかへ寄り道をして帰りたいという気分になってくる。
あたしは学校の近くにあるコンビニの前で立ち止まった。
少し前にひなたと空君と3人で行ったクレープ屋さんに行ってみようか。
イチゴソースのかかったクレープはとてもおいしかった。
そんな思いがよぎる。
そしてふと視線をずらした時だった。
コンビニのガラスに大きく張られている《ギフト》というポスターに目が奪われた。
《大切なあの人に月1回の贈り物》
そう書かれ、綺麗な花の写真が大きく載っている。
「ギフト……」
定期的に相手に届ける事ができるギフトがあることは、あたしも知っていた。
それは花や食べ物の中から、相手に送りたい物を選べるようになっている。
ポスターの花と、自分に届いているウサギらしき物が合わさる。
毎週日曜日のギフト……。
結香へイヤガラセをするために1人学校に残っていたあたしは、帰りも1人だった。
いつもの賑やかな2人がいなくて、ホッとする。
歩調はゆっくりになり、どこかへ寄り道をして帰りたいという気分になってくる。
あたしは学校の近くにあるコンビニの前で立ち止まった。
少し前にひなたと空君と3人で行ったクレープ屋さんに行ってみようか。
イチゴソースのかかったクレープはとてもおいしかった。
そんな思いがよぎる。
そしてふと視線をずらした時だった。
コンビニのガラスに大きく張られている《ギフト》というポスターに目が奪われた。
《大切なあの人に月1回の贈り物》
そう書かれ、綺麗な花の写真が大きく載っている。
「ギフト……」
定期的に相手に届ける事ができるギフトがあることは、あたしも知っていた。
それは花や食べ物の中から、相手に送りたい物を選べるようになっている。
ポスターの花と、自分に届いているウサギらしき物が合わさる。
毎週日曜日のギフト……。