裏ギフト
黒ずくめの人物は黒い紙袋を下げていて、そこから何かを取り出した。
「……!!」
思わず声を上げそうになり、あたしは慌てて自分口を両手でふさいだ。
紙袋から出てきたのは見覚えのある白い箱で、黒ずくめの人物はその箱をポストに入れると足早に消えてしまった。
あたしは呼吸をすることさえ忘れ、その場に立ち尽くしていた。
あれが……あたしにギフトを送っていた人物……。
顔は見えなかったけれど、その姿から暖や永遠ではないことがわかった。
暖ならもっと横に大きいし、永遠ならもう少し背が低い。
しばらくその場に立ち尽くしていると恐怖と怒りが湧いてくるのがわかった。
「誰なのよ……」
全く見覚えのない人物。
それがギフトの送り主。
あたしは初やつぐみが言っていた言葉を思い出していた。
送り主は……あたしのストーカー?
ギリッと奥歯をかみしめる。
得体のしれない相手がいるということが、がこんなに怖くて、こんなに腹の立つものだとは思わなかった。
「……!!」
思わず声を上げそうになり、あたしは慌てて自分口を両手でふさいだ。
紙袋から出てきたのは見覚えのある白い箱で、黒ずくめの人物はその箱をポストに入れると足早に消えてしまった。
あたしは呼吸をすることさえ忘れ、その場に立ち尽くしていた。
あれが……あたしにギフトを送っていた人物……。
顔は見えなかったけれど、その姿から暖や永遠ではないことがわかった。
暖ならもっと横に大きいし、永遠ならもう少し背が低い。
しばらくその場に立ち尽くしていると恐怖と怒りが湧いてくるのがわかった。
「誰なのよ……」
全く見覚えのない人物。
それがギフトの送り主。
あたしは初やつぐみが言っていた言葉を思い出していた。
送り主は……あたしのストーカー?
ギリッと奥歯をかみしめる。
得体のしれない相手がいるということが、がこんなに怖くて、こんなに腹の立つものだとは思わなかった。