裏ギフト
カサッと小さく音がして、あたしの足元に箱から何かが落ちた。


体をビクッと震わせて足元を見ると、そこには白い封筒が見えた。


「なにこれ」


恐る恐る手に取る。


封筒は少し膨らみがあり、中を確認してみると瞬間接着剤が一本入れられていた。


「なにこれ」


それを手に取り、首を傾げる。


封筒の中には紙切れのようなメモも入っていて、文字はすべて新聞の切りぬきを貼って作られているものだった。


《森永侑里さま


ここまで僕のギフトを受け取ってくれてありがとう。


とても嬉しいよ。


今日のギフトで何が送られてきたのか、完全にわかったと思う。


毎週日曜日に何が送られているのか、なぞなぞみたいで楽しかったでしょう?


最後に、封筒に入っているボンドで今までのギフトを組み立ておくこと。


できなかったら……》
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