裏ギフト
☆☆☆
そして、月曜日。
制服に身を包んだあたしは玄関の前に立っていた。
これから学校へ行くところだ。
でも、昨日初やつぐみにメールを送ったけれどやっぱり返事はなかった。
そのかわりに、というように日曜日のギフトはしっかりとポストに入れられていたのだ。
真っ白な箱の中には真っ白な毛のシッポが入っていた。
今回はそれが猫のシッポだと、すぐに理解できた。
その気味の悪い贈り物をゴミ箱へ捨てようとして、寸前で手を止めた。
前回と同じように、最後に組み立てろと言われたら?
階段から突き落とされるだけでは済まされない可能性だってある。
あたしはそう思い、猫のシッポを捨てることもできずクローゼットに押し込んだのだ。
それを思い出し、あたしは重たいため息を吐き出した。
そして玄関のドアを開ける。
眩しすぎる太陽の光にあたしは顔をしかめた。
憂鬱で億劫な気分だけれど、しばらく休んでいるから学校には行かないといけない。
ギフトの送り主のせいで進級できないなんて、まっぴらごめんだ。
あたしはそう思い、ゆっくりと第一歩を踏み出したのだった。
そして、月曜日。
制服に身を包んだあたしは玄関の前に立っていた。
これから学校へ行くところだ。
でも、昨日初やつぐみにメールを送ったけれどやっぱり返事はなかった。
そのかわりに、というように日曜日のギフトはしっかりとポストに入れられていたのだ。
真っ白な箱の中には真っ白な毛のシッポが入っていた。
今回はそれが猫のシッポだと、すぐに理解できた。
その気味の悪い贈り物をゴミ箱へ捨てようとして、寸前で手を止めた。
前回と同じように、最後に組み立てろと言われたら?
階段から突き落とされるだけでは済まされない可能性だってある。
あたしはそう思い、猫のシッポを捨てることもできずクローゼットに押し込んだのだ。
それを思い出し、あたしは重たいため息を吐き出した。
そして玄関のドアを開ける。
眩しすぎる太陽の光にあたしは顔をしかめた。
憂鬱で億劫な気分だけれど、しばらく休んでいるから学校には行かないといけない。
ギフトの送り主のせいで進級できないなんて、まっぴらごめんだ。
あたしはそう思い、ゆっくりと第一歩を踏み出したのだった。