裏ギフト
「あたしが悪口を書いてたっていうサイト。探したけど鍵付きの掲示板しかなくて書き込めなかったよ。
あれって侑里が自分でサイトを作ってそこに書き込んでたんでしょ?」
結香にそう言われ、あたしは「そうだよ」と、素直にうなずいた。
「最低!!」
「自分がなにしてるかわかってんの!?」
初とつぐみがピーピー吠える。
書き込みが偽物かどうか自分の目で確認することもせず、結香イジメを楽しんでたのはどこのどいつだよ。
あたしは2人を睨んで黙らせ、結香を見た。
「侑里は……あたしの事が嫌い?」
そう聞いてくる結香の声は震えている。
あぁ。
そうだね。
そうやって被害者面して怯えてるあんたの姿が……。
「大嫌い」
あたしの言葉に、結香の目から涙がこぼれた。
「そっか……」
「あたしの前から消えて」
「……わかった」
結香は小さく頷き、あたしの席から離れて行ったのだった。
あれって侑里が自分でサイトを作ってそこに書き込んでたんでしょ?」
結香にそう言われ、あたしは「そうだよ」と、素直にうなずいた。
「最低!!」
「自分がなにしてるかわかってんの!?」
初とつぐみがピーピー吠える。
書き込みが偽物かどうか自分の目で確認することもせず、結香イジメを楽しんでたのはどこのどいつだよ。
あたしは2人を睨んで黙らせ、結香を見た。
「侑里は……あたしの事が嫌い?」
そう聞いてくる結香の声は震えている。
あぁ。
そうだね。
そうやって被害者面して怯えてるあんたの姿が……。
「大嫌い」
あたしの言葉に、結香の目から涙がこぼれた。
「そっか……」
「あたしの前から消えて」
「……わかった」
結香は小さく頷き、あたしの席から離れて行ったのだった。