裏ギフト
☆☆☆
そして、日曜日。
友人と会話もなく、予定もない平日はあっという間に終わって行く。
気が付けば日曜日になっていて、あたしはポストに何かが投げ込まれる音で目を覚ました。
重たい体を起こし、窓辺まで行ってカーテンを開ける。
そして庭へと視線を向けたとき……黒ずくめの人間がポストの前に立っているのが目に入った。
一瞬息を飲み、目を見開く。
今すぐ外へ出て相手を捕まえてやる。
そんな気持ちと裏腹に体は硬直してしまって動かず、相手から目を離すこともできない。
呼吸は乱れ、ジワリと体中に汗が滲んだ。
その、瞬間。
不意に相手が視線を上げ、こちらを見た。
帽子にかくれたその目が、窓越しにあたしを捕らえたのがわかった。
「……っ!」
全身に駆け巡る不快感。
それとは別にビリビリと関電するような刺激か体に走る。
なに、これ。
なんで?
あたしは相手から視線をそらす事もできず、一歩後退した。
そして相手は……ニヤリと笑いかけ、そのままどこかへ行ってしまったのだった……。
そして、日曜日。
友人と会話もなく、予定もない平日はあっという間に終わって行く。
気が付けば日曜日になっていて、あたしはポストに何かが投げ込まれる音で目を覚ました。
重たい体を起こし、窓辺まで行ってカーテンを開ける。
そして庭へと視線を向けたとき……黒ずくめの人間がポストの前に立っているのが目に入った。
一瞬息を飲み、目を見開く。
今すぐ外へ出て相手を捕まえてやる。
そんな気持ちと裏腹に体は硬直してしまって動かず、相手から目を離すこともできない。
呼吸は乱れ、ジワリと体中に汗が滲んだ。
その、瞬間。
不意に相手が視線を上げ、こちらを見た。
帽子にかくれたその目が、窓越しにあたしを捕らえたのがわかった。
「……っ!」
全身に駆け巡る不快感。
それとは別にビリビリと関電するような刺激か体に走る。
なに、これ。
なんで?
あたしは相手から視線をそらす事もできず、一歩後退した。
そして相手は……ニヤリと笑いかけ、そのままどこかへ行ってしまったのだった……。