裏ギフト
翔真がそう言い、あたしはその言葉にピクリと反応した。
横目で翔真の口元を確認する。
翔真は笑ったときにエクボができるから、この口と黒ずくめの相手の口元とは一致しない。
「君はどんな贈り物を受け取ってるんだ?」
そう聞かれ、あたしはウサギの顔を思い出した。
「ウサギ」
「ウサギ?」
「そう。たぶん本物のウサギ」
そう答えると翔真は更に楽しそうに目を輝かせ始めた。
「生きてるウサギをポストに入れられていたのか?」
「ううん。そうじゃない。真っ白な箱にウサギの体の一部が入れられて、それがポストに入れられているの」
そう言うと、翔真は顔をしかめた。
「大丈夫だよ、そんなにグロテスクなものじゃないから」
「そうなのか?」
横目で翔真の口元を確認する。
翔真は笑ったときにエクボができるから、この口と黒ずくめの相手の口元とは一致しない。
「君はどんな贈り物を受け取ってるんだ?」
そう聞かれ、あたしはウサギの顔を思い出した。
「ウサギ」
「ウサギ?」
「そう。たぶん本物のウサギ」
そう答えると翔真は更に楽しそうに目を輝かせ始めた。
「生きてるウサギをポストに入れられていたのか?」
「ううん。そうじゃない。真っ白な箱にウサギの体の一部が入れられて、それがポストに入れられているの」
そう言うと、翔真は顔をしかめた。
「大丈夫だよ、そんなにグロテスクなものじゃないから」
「そうなのか?」