裏ギフト
裏ギフト
なにも言わない翔真について歩く事15分。
学校の近くにある駅までやってきていた。
電車通学の生徒たちがあちこちにいる。
「ねぇ、駅になんの用事?」
「駅に用事はない。こっちだ」
そう言い、翔真は人ごみをかき分けながら進んでいく。
あたしは翔真の背中を見失わないようについていくので精いっぱいだ。
それでも、周囲には翔真と同じ学生服を身に着けた生徒たちでごった返していて、何度か見失いかけた。
そしてようやくたどり着いたのが……ネットカフェだ。
その看板を見上げてあたしは首を傾げた。
「こんなところで何するの?」
「調べもの」
「調べものってなに?」
そう聞くあたしを無視し、翔真はまた勝手に店内へと進んで行ったのだった。
学校の近くにある駅までやってきていた。
電車通学の生徒たちがあちこちにいる。
「ねぇ、駅になんの用事?」
「駅に用事はない。こっちだ」
そう言い、翔真は人ごみをかき分けながら進んでいく。
あたしは翔真の背中を見失わないようについていくので精いっぱいだ。
それでも、周囲には翔真と同じ学生服を身に着けた生徒たちでごった返していて、何度か見失いかけた。
そしてようやくたどり着いたのが……ネットカフェだ。
その看板を見上げてあたしは首を傾げた。
「こんなところで何するの?」
「調べもの」
「調べものってなに?」
そう聞くあたしを無視し、翔真はまた勝手に店内へと進んで行ったのだった。