裏ギフト
ファンからの贈り物？
永遠のおかげで楽しい休日を過ごせたあたしは、ぐっすりと眠る事ができていた。


夢の中にまで永遠は出て来て、あたしの隣を歩いている。


永遠が『花嫁さん』だなんて言うものだから、夢の中の２人はタキシードとウエディングドレス姿だった。


翌日は月曜日でまた一週間が始まると思うと少し気が重たかったが、夢のおかげで気分はよかった。


鼻歌を歌いながら着替えをして、一階へと下りる。


今日も夜勤のハズのお母さんはすでに起きていて、朝食の準備をしていた。


「おはよう、お母さん」


「おはよう侑理。昨日のオムライスおいしかったわよ」


そう言いながら、おみそ汁を用意してくれる。


普段は食べないけれど今日は少し食べていこうかな。


そう思い、おみそ汁にゆっくりと箸をつける。


おみそ汁がじわりと体に広がって行くのを感じる。


ホッとする、お母さんの味だ。
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