裏ギフト
☆☆☆

そして、木曜日。


結香の化けの皮をはがす計画を綿密に練っている間、永遠が結香に話しかける回数が随分と増えていた。


大抵お昼休みになると永遠から結香に話かけ、一緒にご飯を食べている。


この日もそうだった。


永遠が結香に話しかけ、楽しそうにご飯を食べている。


「あの2人、付き合ってるのかな」


不意に、初がそんな事を言ってきた。


「そうなの?」


つぐみが首をかしげる。


「そんなワケないでしょ」


あたしは冷静に返事をした。


永遠があんなぶりっこ女に騙されるワケがない。


「でもさ、すっごく仲いいよね、最近」


初が更に話を進めようとするから、あたしはグッと箸を握りしめた。
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