裏ギフト
☆☆☆

待ち合わせ場所についたのは5分前だった。


コンビニの駐車場に自転車を止めて店内を見ると、雑誌コーナーに2人の姿があった。


「おはよう、侑里!」


ドスドスと足音を立てて初が出てくる。


その後ろからつぐみが出て来た。


「おはよう2人とも。ごめんね遅くなって」


「ううん、あたしと初が早くついただけだから」


つぐみがそう言った。


合流したあたしたちは自転車を押しながら近くのショッピングモールへと向かった。


この辺りで合流して遊ぶ時は、いつもっそのショッピングモールへ行くのがお決まりになっていた。
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