裏ギフト
今日もしっかりと朝食を食べて、あたしは家を出た。
学生カバンにはウサギ耳のストラップがぶら下がっている。
誰からの贈り物かわからないのは気持ちが悪かったけれど、自分の行動範囲を考えると学校内に送り主がいる可能性は高かった。
初やつぐみが言うようにあたしのファンが送ってきているのかもしれない。
それなら、学校にストラップを付けて行けば送り主は反応を見せるんじゃないか?
そう考えたのだ。
悪質な贈り物でもないから、送り主を責めるつもりはない。
ただ、誰から送られてきているのかだけ知っておきたかった。
相手が暖だった場合、目の前でストラップを捨てて二度と家に近づかないように言うつもりだ。
大きなストラップでいつもより重たくなったカバンを持って、教室へ入る。
「おはよう、侑里!」
「おはよ~昨日は楽しかったね」
すぐに声をかけてきたのは当然のように初とつぐみの2人だった。
学生カバンにはウサギ耳のストラップがぶら下がっている。
誰からの贈り物かわからないのは気持ちが悪かったけれど、自分の行動範囲を考えると学校内に送り主がいる可能性は高かった。
初やつぐみが言うようにあたしのファンが送ってきているのかもしれない。
それなら、学校にストラップを付けて行けば送り主は反応を見せるんじゃないか?
そう考えたのだ。
悪質な贈り物でもないから、送り主を責めるつもりはない。
ただ、誰から送られてきているのかだけ知っておきたかった。
相手が暖だった場合、目の前でストラップを捨てて二度と家に近づかないように言うつもりだ。
大きなストラップでいつもより重たくなったカバンを持って、教室へ入る。
「おはよう、侑里!」
「おはよ~昨日は楽しかったね」
すぐに声をかけてきたのは当然のように初とつぐみの2人だった。