オレンジの記憶


「久しぶりだねえ」


「私達は県予選で忙しかったからねぇ」


そう雪が言うと冬馬と目を合わせる
2人ともサッカー部で雪はマネージャーをしている


「全国まで後一歩だったんだけどね。まあ相手は私立高校だし決勝戦まで行けたのも数十年振りだったし」


雪はそう言いながら冬馬の背中を叩く



「雪、痛いよ……」

「あーごめんごめん(笑)
ってか相変わらず2人でいるんだね松岡と如夏」



「あー10年も一緒にいるとねぇ」


確かに隣にいるのが当たり前の存在





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