オレンジの記憶
「そー言えば昔プロポーズならされたよ春稀から」
私は昔のことを懐かしみながら言う
「え?なにそれ??初耳なんだけど!!」
「うん、だって私も今まで忘れてたもん(笑)」
そのプロポーズに対して私はなんて返事したのかを覚えていない。
どーしてもあの日のあの後のことが思い出せないでいた。
「じゃあ好きとかは無いんだ」
「んーそうだね。もう本当今はただの弟かな」
私は自分にも言い聞かせるみたいにそつ呟いた