オレンジの記憶



「えーっとじゃあ次の実行委員会は始業式の前の日に行いますのでよろしくお願いします。今日の文化祭実行委員は終了します」




はぁ〜終わったあ。


「結城さん昨日は文化祭の資料任せてすみませんでした」


そう話しかけて来たのは制服をちゃんと着こなしメガネをかけた見るからに頭の良さそうな篠崎 樹(シノザキ タツル)


「ううん、仕方ないよ生徒会と被っちゃってたんだもんね」



そー篠崎君は見かけ通り秀才という奴だ


「ありがとうございます。結城さんが一緒の実行委員で助かりました」



篠崎君が笑ってるとこ初めて見たかも


「私も好きでやってるし、何か出来ることあればなんでも言ってね!あ、後さタメなんだし敬語はやめよ(笑)それに私の事は下の名前でいいよ。苗字で呼ばれるのなんかくすぐったいんだよね」


すると篠崎君が更に笑顔になる


「はい、じゃなくてうん!じゃあ改めてこれからよろしくね如夏さん」


「よろしくねぇ〜」


そう私は篠崎君にヒラヒラと手を振った





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