オレンジの記憶



さぁ私も帰ろかな


「1年生の結城さん?」


いきなり声をかけられ少し驚く


「あ、はい。って立花先輩?」


「ふふ、そんなに驚かなくても」


いや、そりゃー驚きますよ。学校一のイケメンに加えバスケ部の主将それに成績は常にトップ5入りのあの立花 尊(タチバナ ミコト)先輩ですぞ!!


「あ、すみません。何か私にご用でも?」


「いや、大したことじゃないんだけど昨日結城さんが提出してくれた資料見せてもらったんだけど、あまりに字が綺麗だったからさ少しお願いしたい仕事があって」



「えー!私なんかでいいんですか?」


「うん、結城さんがいいかな」

ーーニコッ


立花先輩、、、そんなキラキラで素敵な笑顔をこちらに向けないでください。



「私でよければ……」

そんなの断れませんって



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