smile



部活中も私は質問攻めだった。
「ねぇあれって本当なの?」
「なんて言われたの?」
「やっぱかっこよかった?」
私は信じてなかったから
「たぶん嘘でしょ。
普通に付き合ってくださいって。
そりゃかっこよかったよ。」
と感情も込めず答えた。
「もぅこの話やめよ。練習練習!」
みんなも結局は信じてないようですぐ練習が始まった。

練習が終わって更衣室に向かう途中でトイレに行く途中のサッカー部の男子に
「お前あのこと信じねぇ方がいいぜ笑
聖矢の好きな人がお前とか...笑笑」
「なによ!私の魅力に気づくとかすごい思うけど~!」
私だって分かってる。葛木くんが私なんか...絶対にないってことぐらい。



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