冬の約束
「実はね、学校変わるらしくて、爽が居なくて寂しくなっちゃって!!
ちなみに、高校名はねぇ....確か..谷華山...付属高校だっけなぁ??」
へへへっと爽に笑いながら言った。
この笑顔も最後なのかなぁ....
「やっぱ、そんなところだと思ったよ.....!!」
「美彩。今日の午後4時にいつものところ、来て!!」
「うん??わかった。どうしたの?何かあんの??」
「行ってから話す...だから絶対来いよ!!」
すごい、必死な顔ですけど......?
「...?.....うん。了解!!」
と言ってから、私は爽から離れてどこかに向かってふらふら歩いた。