冬の約束
「着きました。ここが、華月様のお部屋でございます。中に入ってお待ちください。」
「ありがとうございます。」
私はぺこりと頭を下げた。
ガチャ
中に入ると、シンプルだけど少し可愛い小物がある部屋だった。
私の部屋は、シンプル過ぎだったから、この部屋は可愛いと思う.....私からしたらだけど。
有蔭さんは、中央の扉を開けた。
奥の部屋は寝室で、真ん中の大きいベットでしんどそうな女の子が寝ていた。
「あの子は??」
「運動バ....華月様でございます。隣のソファに座ってお待ちください。」
有蔭さん、運動バカって言いかけてませんでしたか!?
けれど華月さんを気遣ってか、声の大きさを落として私に言った。
有蔭さんは部屋を出ていった。
なんか、急展開すぎて、従うことしか出来なかった....
もう少しかかりそうだし、頭の中でも整理しよ。