冬の約束

「言い忘れてたけどぉ、私も風華って呼んでほしいなぁ。」

上目遣い&うるうるした目で首を傾けてこっちを見てくる。

「うっ.....わかった、わかった。『華月ちゃん、風華ちゃん』でも、いい??」

「うん!!よろしくねぇ。美彩ちゃん。」
「ちょっと不本意だけど....まぁ、いいか。」

不本意って......
ま、いいか。

「お母さん、ウジウジしててうざい。でさぁ..なんで私の部屋にこんなに集まってんの??」
「それ、私も気になりますぅ。」
「私に関してはこの家の人でもないんですけど...」
「俺、出かけようとしてる所だったんですけど...」
「この執事にも、関係しているのでしょうか、真夜様。」

「う~。みんなして、そんなに言わないで~!!」

っていうか、私、本当、何してたんだろ。


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