冬の約束

「いやっ!!っていうか、なんで私達も行くのー!!」
「みんなで行ったら、だめなのぉっっ!!」

「だって~、美彩ちゃんはお客様だし~、私の書斎ちらかってるし~、野月くんとは...できるだけ同じ空気を吸いたくないし~。」

「.....えっ。」

真夜さんは一瞬凍りつく程、冷たい顔になっていた。
私は野月くんを見ると、すごく寂しそうで悲しい表情なのに無理に笑ってる顔が見えた。

「....野づ「というわけで~、行こ~!!」

真夜さんはいつもの顔でいつものように言っていた。
けど、一瞬の冷たい顔はすごく怖かった。
どんなことが起こってこんな顔になったんだろう....

あの似てない双子は、いたわるような顔で野月くんを見てるし....
うーん.....


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