きみはアイドル



「よし、じゃあ決まり!俺も明日からテストまで毎日朝早くから来るようにするから…一緒に頑張ろ。」



「はい!」




麻結がそう言って満面の笑みを浮かべると、


…っ…やばい…にやける…



嬉しすぎる展開に、思わず口元が緩む。



少しずつだけど前に進んでいってる気がする。

朝の本当にひと時

時間は短いけど
2人だけの時間は幸せな気持ちで満たされていた。



こうやって思ってるのは俺だけだって事が辛いけど…いや、でも
いつかはーーーーー





☆★☆★☆★☆



そんな時だった。



この言葉に衝撃を受けたのは。



「俺…ツアー終わったら、事務所を辞めようと思う。」






< 105 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop