きみはアイドル
でも
それからもなんだか一輝先輩は
ぼーっとした様子で…
「一輝先輩…どこか調子でも悪いんですか…?」
私は思わずそう聞いてしまった。
よ…余計なお世話だよね…分かってるけど…
案の定、一輝先輩は
「ううん、大丈夫。なんでもないよ。」
と言って微笑むだけだった。
「…そ、そうですか…?」
「うん。…あ、いや…でも…確かにちょっと寝不足っていうのはあるかも。昨日はちょっと寝れなくてさ…まぁ大した事じゃないんだけどね。」
え?!
「昨日は…って…もしかして、ずっと寝てないんですか?!」
「あー…うん、まぁ。」
いやいやいや…!
それって結構大した事に入ると思んですが…!!