きみはアイドル
思い出したのはその10分後、何気なく話をしている時だった。
「あの、そういや晶さんとの対談ってまだでしたっけ?」
そう自分で言っておいて、ハッと気が付いた。
そ、そうだった…!!
晶さんから、何か分かったら教えてって言われてたのに…
全然連絡してないや…
あ、あとで相談しないと…
そう思っていた私は、その時一輝先輩も私の言葉に驚いていた事に気付かなかった。
「あぁ…うん、篠宮先輩との対談は明日だからね。」
「そうなんですか!」
…って…明日!?もう日がないじゃん…!何やってるの私…!
とりあえず、報告しなきゃ…