きみはアイドル
いやいや…でも何とかしないと、
遅れたりなんかしたら大変…
そう思って辺りをキョロキョロ見回すと、遠くに人影が見えた。
…あれ?誰かがこっちに歩いて来てる…?
よく分からないけど…聖章の制服を着てるみたいな…
私は変装用のメガネをかけて、その人影が近づいてくるのをただただ見つめる。
やっと顔が分かる距離まで近づくと、私は思わず目を見開いた。
…え…
ちょっと待って…まさかあれって…