きみはアイドル
2度目の運命の日
目の前にいるあなたを見た時
一瞬これは夢なんじゃないかとさえ思った。
だって、ずっと忘れられなくて
ずっと会いたくて
ずっと想い続けている人だったから。
「……え…?!…あ、あの…」
自分でもビックリするくらい
上手く言葉が出てこない。
明るめの茶色に染まった髪。
以前より大人びた顔立ち。
同じくらいだった背も、今は私よりも高くなっている。
……けれど、相手は不思議そうな顔をして私を見ていた。
………
…もしかして…覚えてない…?