きみはアイドル



☆★☆★☆★☆



ずっと会いたいと思っていた人が同じ学校の先輩で、しかも途中まで一緒に行ってくれるなんて…


それだけですごく嬉しいんだけど…



…7年前の事は覚えて無いんだろなって思うと…複雑な気持ちになる…



駅のホームでそんな事を考えながら、神山先輩の隣に座って電車を待つ。



な、何か喋った方がいいのかな…神山先輩もずっと無言だし…



私はチラリと神山先輩を見た。




いや、でも何を話せばいいのか分からないし、この状況だけでもいっぱいいっぱいなのに…無理だよ…!




すると、私達が乗る電車がやって来た。



「…じゃあ、行こっか。」



「は、はいっ。」



そう返事をして電車に乗り込むと、
前に1人分だけ席が空いていたのが見えた。







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