きみはアイドル
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ずっと会いたいと思っていた人が同じ学校の先輩で、しかも途中まで一緒に行ってくれるなんて…
それだけですごく嬉しいんだけど…
…7年前の事は覚えて無いんだろなって思うと…複雑な気持ちになる…
駅のホームでそんな事を考えながら、神山先輩の隣に座って電車を待つ。
な、何か喋った方がいいのかな…神山先輩もずっと無言だし…
私はチラリと神山先輩を見た。
いや、でも何を話せばいいのか分からないし、この状況だけでもいっぱいいっぱいなのに…無理だよ…!
すると、私達が乗る電車がやって来た。
「…じゃあ、行こっか。」
「は、はいっ。」
そう返事をして電車に乗り込むと、
前に1人分だけ席が空いていたのが見えた。