きみはアイドル
7年前に偶然会ったことも、それからずっと麻結ちゃんの事が好きなことも、全部知っている。
まぁ、よく相談してるし…
そして、俺は麻結ちゃんに会ったことや、聖章高校に入学してきたらしい事など
昨日あったことを裕也に話した。
「…え!会えたんだ!よかったね一輝…ちょっと前までは、俺だって頑張ってるのにこんなに会えないもんなのか…って嘆いてたくらいだったのにね。」
「…っ、うるせーよ!」
「テレビとかで麻結ちゃんを見るだけでぼーっとしちゃってさ…全く…昨日は本当にちゃんと話せたのかなー?」
「だ、だからうるさいって!!」
俺がそう言ってもニヤニヤし続けている裕也。
まあ確かに、昨日は嬉しさと緊張で内心バクバクだったけど…