きみはアイドル
「でも、それだったらお昼頃までなら大丈夫だと思います…でも、私も行ってもいいんですか?」
少し不安そうな表情を浮かべる麻結ちゃん。
「いいよ、いいよ。たまには気分転換も必要だし。ね、一輝。」
「うん…」
裕也と俺がそう言うと、
「ありがとうございます。じゃ、じゃあ…お願いします。」
麻結ちゃんはおずおずとそう答えた。
「よし、決まり!!じゃあお邪魔だろうから僕先に教室戻ってるね!!じゃ!!」
えっ?!
と俺が言う暇もなく
裕也はそう言うと、そそくさと保健室から出て行ってしまっと。
な、なんだよあいつ…!!しかもお邪魔だろうからって言った?!え?!