きみはアイドル



「でも、どうしたの?急に…何かあった?」



美波ちゃんは首を傾げながらそう言った。


…そうだ、美波ちゃんに話さないと…神山先輩のこと…



美波ちゃんには7年前のことも言ってあるし…



そこまで考えて、私の中で何か忘れていることに気付く。



…っあ!!!



そ、そういや…!!





「み、美波ちゃん…どうして言ってくれなかったの?!」



「えぇ?!何が?」



美波ちゃんは何のことか分からないといった様子だ。




「あれだよ!神山先輩とクラス一緒だったってこと…」




「え?!麻結、神山君と知り合いだったっけ?」



???



逆に質問を返されて、少し混乱してしまう。




あれ…?





< 74 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop