きみはアイドル


そうして、また部屋の中へと戻る。



…でも、さっきはああやって逃げちゃったりもしたけど…勿論楽しい事もある。


だって、



「よし、じゃあ次一輝の番だよ!ソロ曲いっちゃう??…まぁ、もう一輝の代わりに僕が入れちゃったけど。」



「はぁ?!裕也何やってるんだよ!グループの曲なら全然いいけど…ソロって…?!」



「いーじゃんいーじゃん!普通にコンサートみたいで!」


神山先輩と裕也先輩がBirthの持ち歌を歌ってくれたりしたんだけど、

こ、今度はソロ曲まで…!



「ね、麻結っちも聴きたいよね?!」



「え?!は、はい…!!」



にっこり笑った裕也先輩に突然声をかけられて、咄嗟に返事をすると
神山先輩は諦めがついたような顔をしてマイクを持った。



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